お名前を失念してしまったがある言語学者がこんなことを言っていた。
「日本人にとって韓国語は、最も簡単に身につくが、上達させるのが最も難しい言語だ。」
逆もそうなんだと想像する。「韓国人とって日本語は、最も簡単に身につくが、上達させるのがもっとも難しい言語だ。」
バラエティ番組でのアイドルの話だけではなく、学者の論文やエッセイでも、ときどき同様なことを発見する。
李寧煕さんの「フシギな日本語」を再読していたら、こんな言葉に出くわした。
「三歳児のミドリにさえ達していないアオの二才」の意味ではないでしょうか。
からかっているのだろうか?
嬰児は3歳くらいの赤ちゃんとしても、青二才は若い大人に対する言葉だ。
青と緑の混用は、色覚(知覚)の問題で、日本語の語源から生じることでもない。
また、日本語だけに起きることでもない。
東北大の研究などに詳しいーーー。
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世界中の言語で、青と緑の混用が見られるのではないだろうか?
李寧煕さんが枕詞や額田王の難解歌を一刀両断に読み解くのは、気持ちの良い面白さだが・・・。