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写真家の鈴木豊です。
写真家ってどういうことなんでしょう? 名乗っておいてこんなことを言い出すのは不謹慎かも知れませんが、、、。

最近、すごい!と言われる写真を撮っていないばかりか、いい写真があれば紹介しようと思っていますが、そういう写真にも出会していません。

以前、写真は動画の停止画像ではないと主張したことがあります。エビデンスに反戦運動のアイコンになったEddie Adamesの解放戦線(ヴェトコン)士官の容疑者の路上処刑の写真を引き合いに出して主張しました。あの現場にはムービーも何人かいたんです。時間があればYouTubeで見てください。

「後ろ手に縛られた男が警視総監の前に引き出され、瞬きする間もなく男の頭に拳銃が弾が撃ち込まれた。くずれ倒れた男の頭から血が噴水のようにでて、でなくなるまで、、、」動画が撮られています。

その動画とEddie Adamesの写真と比べて見てください。写真は動画の静止画像ではないという意味が分かるはずです。

決定的瞬間です。本家のアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真からはあまり感じませんが、決定的瞬間というものがあるんです、写真には。

「あっそういえば、サッカーのVAR判定ってのはどうかの? 三苫の1mmは決定的瞬間じゃないの?」そう聞く人がいるかも知れない。あれは確かに決定的瞬間だけど写真ではない。

ここで一旦メモしておきましょう。写真家が撮る写真とは決定的瞬間が切り取られていなければならない。(写真とは何かはもう少し続けます。がきょうはここまで)

 

 

 

~ここからが以前のFront Page

振り返ると、「あの時は、あ〜すれば、良かった! こうすれば、良かった!」そんなことばかりです。
撮影しているときに突然思い出して、恥ずかしさのあまり、まわりに気付かれないように、声を顰めて叫んだりしています。
続けてこれたのだから、なにかを持っているんだと、自分に言い聞かせています。

若いころ、ある友人に私はトリックスターだと、いわれたことがありました。
その時は「失礼だな〜」と思いましたが、今になってみると、鋭い指摘だったと歓心しています。
私は、真夏の夜の夢のパック、記紀のスサノオ、ギリシャ神話のプロメテウス、・・・、そんなカッコイイ存在ではありませんが、カルチャー・ヒーローの病気代役くらいは、演じたいと思っています。

ブログは、20年ほど前から、やって来ました。
サイトのリニューアルする毎に、(事故が多かったのですが)過去のデータを消してしまい、また、最初から出直しを繰り返してきました。
今回も、httpをhttpsにするためサーバの移設をしたのですが、古いデータベースの移行に失敗して、新たなブログサイトを作りました。
ブログだけは、外部のフリーサイトでということも考えたのですが、自由さが重要なので, 思わぬ閃きhttps://www.yuzukisuzuki.comというサイトを作りました。

思わぬ閃き タイトルは引き継ぎました。

よろしくお願い致します。

鈴木豊